(Fast&Slow / PIXTA)

当たり前だが、老後に必要なお金は人それぞれ異なる。生活費、家族構成、ローンの有無などの違いがあるため、一概に「○○円あれば安心」とはいえない。老後プランの設計は、退職後の「収入」と「支出」を予想し、その収支が合うように対策を考えることでもある。その試算は特段難しいことではない。下図(老後プラン作成の全体像)の要領で考えてみよう。

結論から言うと、毎月の生活費を公的年金や退職金で賄い、医療・介護の費用など予想できない支出を預貯金などで用意しておければ理想的だ。

まずは「老後の希望生活費」と「年金額」の差額をチェックしよう。希望生活費が年金額を上回る世帯も多いかもしれない。その差額を目安に、「相応の貯蓄をしておく」「年金を増やす」「生活費を見直す」「できるだけ長く働く」といった対策を取ることになる。