世界各地から集めた植物を植えており、販売もしている

遊び心のある空間を提供

東京・銀座の数寄屋橋交差点前に昨年8月、「銀座ソニーパーク」が開業した。これは2017年に営業を終了したソニービルの地上1階部分と地下を残し、「公園」というコンセプトでリニューアルしたものだ。19年3月末までに254万人が訪れた。1日平均1.1万人で、ソニービル時代に比べると18%の増加だ。

利用者の用途で最も多かったのが「休憩」、2番目が「通り抜け」だ。この結果に対して、運営するソニー企業の永野大輔社長は「狙いどおり」と話す。20年秋までの期間限定とはいえ、東京の一等地である銀座の土地を、収益を生み出さない公園として開放したのはなぜなのか。

そこにはソニーの創業者の一人である盛田昭夫氏が、ソニービル建設時に見せたこだわりが反映されている。それはソニービルの角地にあった、33平方メートルの屋外公共広場「ソニースクエア」だ。四季折々の変化やその年のトピックスなどに応じた催し物や、多くの企業と連動したイベントを開催する場所として設けられていた。