高性能デジカメ並みの画素数を持つ新製品

韓国サムスン電子、米アップル、中国ファーウェイ。今、世界のスマートフォンメーカーがこぞって、日本のソニーの半導体拠点を訪れている。

お目当ては、CMOSイメージセンサー(以下、CMOS)だ。CMOSは光信号を受け取り、電気信号に変換する半導体。人間の体でいえば目の網膜に当たる。デジタルカメラやスマホのカメラ、工場の製造装置や自動車のADAS(先進運転支援システム)に搭載され、需要が急増している。

成長を牽引するのが、半導体事業において売上高の8割を占めるスマホのカメラだ。スマホ業界はカメラの多眼化が進んでおり、サムスンやファーウェイは4眼搭載モデルを展開している。高性能なセンサーの安定供給をしてほしいというスマホメーカーからのラブコールを受け、ソニーの工場はここ1年以上「フル稼働状態」(十時裕樹CFO)でも需要に応えきれていない。