昨年9月の東京ゲームショウではPSNのサービスを強調した(撮影:梅谷秀司)

ソニーが利益を大きく伸ばした理由には、圧倒的な強みを持つ事業、具体的にはゲームと半導体に投資を集中し、さらに成長させてきたことにある。2018年度、全社営業利益の3割に当たる3111億円をゲーム事業(ゲーム&ネットワークサービス)が稼ぎ出し、単一セグメントとして最大規模になった。

躍進を牽引しているのは13年に発売したPS(プレイステーション)4だ。PS4は任天堂の「Nintendo Switch」、米マイクロソフトの「Xbox One」を合算した販売台数のうち、18年度末時点で4割強を占める。累計販売台数は1億台に迫り、「Nintendo 3DS」を抜く大ヒット商品になっている。

PS4は発売時のタイトルが12本とPS3の5本を大きく上回り、幸先のよいスタートを切った。「PS3のときは独自開発した半導体の搭載にこだわったため、ソフトメーカーが開発しづらい仕様だったが、PS4は汎用的なものに切り替えたことでソフトメーカーから供給してもらいやすくなった」(ゲーム事業を展開するソニー・インタラクティブエンタテインメントSVPの西野秀明氏)。