中国国際航空の国内線に登場した豪華仕様の送迎バス。乗れるのはファーストクラスの乗客など(撮影:田中信彦)

中国の公共交通機関でサービスの高級化が進んでいる。利用者の比率は低いとはいえ、全体の所得水準が上がり、富裕層の絶対的な数自体は拡大しているためだ。「快適な移動」に割り増しのお金を払う層は着実に育っている。

先頃、中国国際航空の国内線に豪華仕様の送迎バスが登場した。航空機が搭乗ブリッジの前ではなく、離れた駐機場に停止した場合に乗客を送迎するバスだ。ファーストクラスもしくはマイレージプログラムの上級会員向けサービスだが、車内にはゆったりしたソファを備え、すし詰めの大型バスに乗り込む一般客を横目に、ちょっとしたVIP気分が味わえる。中国の国内線ファーストクラスは路線や使用機材にもよるが、国際線並みのほぼ完全に横になれるフルフラットシートを備えた機材も多く、正規の割引運賃もあってビジネスパーソンに人気がある。