金融庁は6月3日に発表した報告書で、老後の生活資金の不足分2000万円を積み立てる必要があるとした。それを受けネットは炎上。野党は、7月の参議院選挙を前に絶好の攻撃材料を見つけ、批判する。

正直に言うと、巨大な貯蓄を取り崩す必要があるという点は事実だ。ネットの炎上は、人々がその事実を知ってびっくりしたにすぎない。金融庁は、つみたてNISAの宣伝をしたかっただけだろう。2000万円という数字は、毎月5万円の高齢者世帯の赤字が、人生100年時代に65歳から95歳まで30年間続いた場合、累計約2000万円になるという単純なものだ。