「現代において国力の競争は結局、人材の競争である。人材は経済社会を発展させるための戦略的資源なのだ」。これは中国の習近平国家主席が2014年、北京師範大学で行ったスピーチの一節だ。軍事力やハイテク製品に表れる中国の国力は近年、目覚ましく向上した。この飛躍的な変化は習主席の言葉に従えば、優れた人材という戦略的資源をうまく獲得してきた結果、といえる。

優れた人材の主な受け皿が大学である。英タイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE)による世界大学ランキング(18年9月発表)では、中国が72校をランクインさせ、米英日に次ぐ4位を占めた。とくに清華大学が22位に浮上し、アジア勢としては過去最高位を記録。THEは中国の躍進の理由を、「教育機関への多額かつ継続的な投資と、世界最高の人材を引きつけることに重点を置いたため」と説明している。