右肩上がりで業績が拡大し、今後も伸びが期待できる「成長持続企業」はどこか。『会社四季報』のデータから、経常利益が前期まで3期連続で増え、今・来期とも増益が予想される企業を抽出。大型銘柄(時価総額上位500位以内)と中小型銘柄(同501位以下)に分け、今期の予想増益率が大きい順に掲載した。

大型銘柄の1位は、貸会議室運営のティーケーピーだ。運営する会議室の数を増やし、研修や会議などの法人需要を獲得している。会議後のケータリングや研修参加者への宿泊先提供も伸び、今期経常利益は65.3%増が見込まれる。

2位は技術系人材サービスグループのテクノプロ・ホールディングス。収益柱である技術者派遣は、IT業界や自動車業界からの引き合いが強い。M&Aも積極的に進めており、高成長が続く見通しだ。

同率2位のGMOインターネットはEC(ネット通販)支援や決済事業などが好調。4位のフジシールインターナショナルはペットボトルなどに使われる熱収縮性ラベルなどの販売が伸びている。

(注)今期経常増益率の高い順にランキング。対象は時価総額上位500位以内、2019年6月~20年3月期決算、経常利益の過去3期実績と四季報の今期・来期予想がすべて増益の企業。決算期変更企業、会計基準変更企業は除く。HDはホールディングスの略。PER、PBR算出株価は6月7日時点

ふるさと納税サイトの買収が寄与するチェンジ

中小型銘柄の1位は、企業や官公庁へIT技術やデジタル人材育成サービスを提供するチェンジだ。事業自体が順調なうえ、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」の運営会社買収が収益に貢献する。

2位は総医研ホールディングス。越境EC向け化粧品やラクトフェリンをはじめとする機能性素材が大きく伸びており、業績の急拡大が見込まれている。3位のブティックスは、介護事業者向け展示商談会の運営と、介護・医療事業に特化したM&A仲介サービスの成長が続く。

6位には時間貸し駐車場の上部空間に店舗を建設する、ユニークなビジネスモデルで成長するフィル・カンパニー、8位にはAI(人工知能)アルゴリズム機能を開発するPKSHA Technologyがランクインしている。