さかい・たつふみ●1984年東京大学法学部卒業、2012年みずほフィナンシャルグループ執行役員、13年同常務執行役員、16年みずほ証券取締役社長、18年4月みずほフィナンシャルグループ社長CEO、6月取締役社長。(撮影:今井康一)

みずほフィナンシャルグループは、今年度から始まる中期経営計画の期間を、従来の3年から5年に変えて、抜本的な改革を行うという。その狙いを坂井辰史社長に聞いた。

──業界では異例の5カ年の中期経営計画を発表しました。

今回は「次世代金融への転換」を掲げた。対症療法ではなく、みずほのビジネスのあり方を根本的に転換する必要がある。

従来どおりのほうが運営はしやすいが、3年先までだとどうしても過去の延長になってしまう。延長線上の道をあえて断ち切り、世の中の一人ひとりの生活が将来大きく変わっていくことに、どうやって対応していくかを考えた。

5年間のロードマップの中で、3年間は構造改革によって布石を打ち、後半2年間はその成果を目に見える形で示し、成長を加速する。

今回の計画では、目指す姿を置いていない。環境が日々変わるので、答えは誰にもわからない。皆が動きながら新しいものをつくっていく。動きに遅れず、リードすることが重要だ。

──みずほが考える次世代金融とは何でしょうか。