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「すみません。『2049』が早期償還になりました」「すみません。2000万円強の追い証になったので支払ってください」──。2018年2月6日朝。野村証券の営業担当者からの電話を受けた男性は、突然そう告げられた。男性には何が起きているのか理解できなかった。

営業担当者が電話で述べた「2049」とは、野村グループの発行した「NEXT NOTES S&P500 VIXインバースETN」。15年3月に東京証券取引所に上場したETN(指標連動証券)商品で、「2049」の証券コードを割り振られていた。債券としての性質を持ちつつも、株式のように東証で売買できた。

商品名にあるVIXとはボラティリティーインデックスの略。投資家心理を表す「恐怖指数」と呼ばれ、この数値が上がると市場の不安が高まっているとされる。