300億円キャンペーンの記者発表会で、LINEの舛田淳CSMOは「LINEの強みはユーザー間のつながり」と強調。送金体験にフォーカスした意図を説明した(つのだよしお/アフロ)

プレーヤーの乱立と各社の巨額キャンペーン実施で、ますます熱を帯びるスマートフォンアプリ決済市場。混戦模様が続く中、メッセンジャーアプリを展開するLINEの「LINE Pay」が独自路線の大勝負に出た。

LINEペイは5月20日から10日間にわたり、「祝!令和 全員にあげちゃう300億円祭」を実施した。その名のとおり、上限300億円という同社最大規模の予算で挑むキャンペーンだった。

今回利用者に還元されるのは1000円相当の「LINEペイボーナス」(支払い・送金に使えるポイント、出金は不可)。利用者は特設サイト上からLINEの「友だち」を選択、無料で1000円相当を送信できる。ボーナスの受け取り完了には、6月末までのLINEペイアカウント開設と、銀行口座連携や運転免許証などを用いた「本人確認」が必須だ。

ただし、ボーナスを受け取れるのは1度のみ。1人で2000円、3000円と稼げるわけではない。それでも、誰でも簡単に1000円相当のボーナスが手に入ることから、20日のキャンペーン開始直後から特設サイトにアクセスが殺到。翌21日には100億円相当、23日には150億円相当まで、消化された。