まつもと・かずや●音声表現コンサルタント・ナレーター。1991年、NHKにアナウンサーとして入局。2016年から株式会社マツモトメソッド代表取締役。

この春は、お医者さんや看護師さんなど医療関係者に講演をすることが多くありました。講演後、とくに多かった質問は「なかなか終わらない患者さんのよもやま話をどうやったら止めることができるか」というものです。確かに、患者さんの話を聞くことは、お医者さんや看護師さんにとって心を開いてもらうために非常に大切なことです。 

しかしそれも程度の問題。話を聞き続けていると、治療に必要な患者さんの情報をなかなか聞き出せず、時間ばかりが過ぎていく。結果的にほかの患者さんを長く待たせることになってしまいます。

お医者さんとしても、淡々と治療に関するやり取りだけに専念すればいいようなものですが、患者に冷たい医者だとクレームをつけられることは避けたいわけです。では、どうすればよいか。