東京都立川市は多摩地区のほぼ真ん中にある人口約18万人の街である。JR中央線の立川駅から特別快速に乗車すれば、新宿駅には25分、東京駅には40分程度でアクセスできる。JR立川駅は中央線のほか南武線も走り、川崎方面へアクセス可能。青梅線で奥多摩方面にもつながる。

立川市を南北に貫く足の便としては多摩都市モノレールがある。このモノレールに乗って、北上すれば玉川上水駅で西武拝島線に接続し、南下すれば高幡不動駅で京王線に、多摩センター駅で小田急多摩線、京王相模原線に接続する。立川駅は多摩エリアの広範囲から人を集めることができるのだ。

立川市は1970年代前半まで「基地の街」という色彩が強かった。この街を語る際、軍事拠点としての歴史を語らないわけにはいかない。1922年、当時の立川村に帝国陸軍飛行第5大隊が立川飛行場を設置したのが、軍とのつながりの発端だ。30年に当時東京都中央区の月島にあった石川島飛行機製作所が立川に移転し、36年に立川飛行機株式会社となって帝国陸軍の軍用機を製造した。