「このたびの完成検査業務における不適切な取り扱いについて、皆様にご迷惑をおかけしたことを心からお詫び申し上げます」

スズキは5月10日、2018年度の決算を発表した。記者会見には鈴木修会長が登壇。18年に完成検査の不正が発覚してから修会長が会見に出るのは初めてのことであり、冒頭で本人が謝罪した。

16年にも自動車開発における燃費・排出ガスの試験方法の不正が判明している。このとき修会長は責任を取ってCEO職を辞した。その後、全社的な業務見直しや法令順守に取り組んできただけに、不正が相次ぐ原因や修会長の責任に関する質問が相次いだ。

「生産本部がこのようなことをしでかしたことは、驚きもしましたし、いっさい見ていなかったことを反省しております。(現場の)『大丈夫ですよ』を鵜呑みにしてしまった。トップの責任は16年より重いと考えております」と、修会長は説明。ただ、進退など、具体的な責任の取り方については言及がなかった。

完成検査の不正は17年に日産自動車で発覚。国土交通省が各社に要請した調査でSUBARUでも判明した。このときスズキは「適切に実施されている」としていたが、翌年に不正が判明。調査が進むにつれ問題事案が次々と見つかった。