近年、プロ野球が再び盛り上がりを見せている。日本野球機構(NPB)公式戦の来場者数は、2018年に過去最多を記録した。全国放送のテレビ中継は、中継数・視聴率ともに低迷したままで、各球団の草の根的なマーケティング活動が来場者数増加に貢献している。

16年から18年の3年間、セ・リーグで観客動員を順調に増やしているのが、東京ヤクルトと横浜DeNAの2球団である。

東京ヤクルトは、ホーム球場である神宮球場の立地を生かし、仕事終わりのビジネスパーソンをナイターに呼び込む工夫が注目された。「ビール半額ナイター」「神宮花火ナイター」はファンを引きつける直接的な誘因になった。また何より「SNS映え」で、野球に興味のない人たちの関心を集めた。ファンが同僚を誘うよいきっかけになったのではないか。