リー・ジュンフォン●エネルギー経済の研究で30年以上のキャリアを持ち、中国の再生可能エネルギー法や再エネ開発利用中長期発展計画の起草・立案を担当。中国国家発展改革委員会エネルギー研究所所長などを歴任。(撮影:ヒダキトモコ)

李俊峰氏は中国政府による再生可能エネルギー政策の立案で大きな役割を果たした専門家だ。現在もエネルギー政策に関する政府の諮問委員会委員など要職を務めている。

──中国における脱炭素化はどのように進んでいますか。

2018年の1次エネルギー消費に占める石炭の割合は政府目標を下回る59%に収まったが、石炭の消費量自体は前年比で1.5億トンも増えた。そのため、18年の二酸化炭素排出量は17年比で増加した。(目標年度の)30年に向けて、エネルギー消費量の抑制は急務であり、政府はさまざまな政策を打ち出している。

温室効果ガス削減の取り組みには、エネルギー効率の向上と、再生可能エネルギーの導入拡大がある。そのうち後者についても多くの課題がある。

──中国における再エネ導入の動向は。