(nonpii / PIXTA)

学生の出口に当たる就職を見れば、経済界や世間が両大学をどのように評価しているかが見えてくる。永遠のライバルである早稲田と慶応、就職力はどちらが強いのか──。

卒業生(2019年3月、学部と大学院の合計)は、慶応の8036人に対し早稲田が1万1485人と早稲田のほうが4割多い。

人気の商社では、総合商社(三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅)への合計数は、早稲田が124人で慶応が173人。就職先ランキングの上位を占める金融でも、3メガバンク(みずほ、三井住友、三菱UFJ)は、早稲田の228人に対し慶応は250人。いずれも慶応に軍配が上がる。慶応は三田会の活動が盛んなだけに、慶応閥とされる企業も多く就職でも有利に働く。上場企業の社長の数でも、慶応は早稲田を上回る。

一方、トヨタ自動車やホンダ、ソニー、パナソニック、日立製作所、富士通など、研究開発力に強みを持つ製造業では早稲田が慶応を上回る。早稲田は理工学部が伝統的に強いとされ、就職先に反映されている。