慶応の付属校の中で、真の慶応ボーイが通う学校とされる慶応義塾高校

私大の定員厳格化を受けて、付属校の人気が高まっている。河合塾によると、慶応大学の合格者数の合計は、2016年度が8430人だったが、17年度は7969人と約500人も減少。19年度も8113人となっている。また早稲田大学も16年度の1万7541人に対し、19年度は1万3962人と減少が続いている。

かつてより有力私立大へ入るのが難しくなったため、「付属校から有力私大を目指す傾向が強まっている」と指摘するのは、東京個別指導学院進路指導センターの寺田拓司氏だ。とくに私学の頂点に立つ早慶の付属校人気が高まるにつれ、「MARCH(明治、青学、立教、中央、法政)、日東駒専(日本、東洋、駒沢、専修)といった付属校にも波及している」(同)という。

ただ、早稲田と慶応の付属校、系属校でその性質は大きく異なる。目立つのは、大学への内部進学率の違いだ。

4つの高校とも付属校である慶応は、全高校がほぼ100%近い内部進学率を達成。「慶応医学部へ進学できなかった医学部志望者以外は、全員が慶応大学へ進学する」(慶応義塾高校OB)というほどだ。