QSランキングで上位入りが多かった早稲田。早稲田はQSでの指標を重視している

早慶ではどちらの研究力が高いのだろう。大学の研究力を測るにはさまざまな物差しが考えられる。学術の調査機関はいくつもあり、研究力を測る指標は一様ではない。同じ調査機関であっても、使うデータによって結果は当然違ってくる。

ここでは英QS社の世界大学ランキングと、米クラリベイト・アナリティクスのデータに基づき、早慶2校の研究力を比べてみた。その結果は、「早稲田大学がやや優勢」と出た。

まずはQSランキングを見てみよう。QSランキングは学術分野の実力を測るため、世界の研究者や雇用者からのアンケート結果、論文の量と質とを組み合わせた指標などを用いて、研究力をランキングしている。

QSランキングでは学問を5つの分野(大分野)に分け、さらに48の小分野に分類している。

早稲田は、大分野のうち、「芸術&人文学」で世界48位(国内3位)、「社会科学&経営学」で世界66位(同3位)となった。慶応は大分野で世界100位に入ったものはなかった。

小分野では、早稲田は合計11の分野で世界100位以内にランクイン。「古典・古代史学」が34位(同1位)、「工学─鉱物学&鉱山学」が40位(同2位)、「スポーツ学」が42位(同2位)など5つが50位以内に、「ビジネス&経営学」など6つが51〜100位に入った。

小分野で慶応が世界100位に入ったのは3つ。「解剖学&生理学」が36位(同3位)、「歴史学」が51〜100位(同3位)、「政治学&国際関係学」が51〜100位(同4位)だった。