「年収2割増でウチに来ませんか?」

日本のIT大手の若手社員20人が、ある中国企業に次々と転職し業界に衝撃を走らせた。引き抜いたのはダウンロード数世界最大の動画アプリ「TikTok」を運営するバイトダンスの日本法人だ。

引き抜きの対象は日本企業だけではない。ある中国の半導体メーカーは米インテルや韓国サムスン電子のエンジニアに対し、「年俸3000万円。試作品の開発成功で別途1億円の報酬」を提示しヘッドハント。中国ディスプレーメーカー大手のBOEもサムスン電子の技術責任者を「年俸2億円。マンション、車、ハウスキーパー付き」で引き抜いたという。中国企業が海外の高度人材と、彼らが持つ先端技術を破格の待遇で“買収”するケースは枚挙にいとまがない。