いわもと・こういち●日本生産性本部上席研究員。1981年京大院卒。通商産業省(現経済産業省)を経て現職。編著に『AIと日本の雇用』など。(撮影:今井康一)

これまでも自動化による雇用の変化はずっと起きてきた。近年、日本で最も機械化が進んだのが鉄道分野。昔は踏切に人が立って遮断機を上げ下げしていた。AIやロボットの影響もこうした自動化の延長にある。

では将来どうなるか。フレイ&オズボーン論文の「47%」という数値は特殊な前提での予測。人間の仕事は部分的に機械に代替されるという現実が考慮されていない。そこを踏まえ職業でなく、より詳細なタスクベースで分析したのが、ドイツZEW研究所のメラニー・アーンツ氏らだ。「雇用の未来」研究では彼女らの貢献がむしろ大きい。

歓迎ムードはいずれ変容する