3月下旬に、ロシアの対中国政策に関する興味深い情報がモスクワから寄せられた。クレムリン(ロシア大統領府)の分析部局で作成されたという触れ込みだ。内容から、信憑性が高いと判断されるので読者に紹介するとともに、筆者のコメントを記す。

この情報では、米国に対抗するためにロシアが中国に利用価値を見いだしていることがわかる。

「米国のトランプ政権は、米国一国主義政策を唱えているが、外交政策は依然として国際政治における米国の指導的立場を維持しようとするものである。このような状況で、中国との軍事技術分野を含めた全面的な協力がロシア連邦の安定と安全保障のために不可欠となっている。

ただし、ロ中間には、客観的な状況から公に議論できない問題がある。この種の問題を解決するに当たっては非公式チャネルの活用が不可欠だが、その仕組みはすでに完成している」

中ロ間では、首脳が秘密裏に指名した個人代表による非公式チャネルが機能している事実を日本に伝えることを意図して、この情報を筆者に流したのであろう。

具体的な中ロ協力についてはこう記されている。