うえだ・えとな●東大卒。野村総研の未来創発センターで雇用の未来研究を担当。共著に『誰が日本の労働力を支えるのか?』など。(撮影:尾形文繁)

野村総合研究所は英オックスフォード大学のオズボーン氏らと日本における仕事の未来を共同研究し、2015年に成果を発表した。その狙いは将来の労働力不足を踏まえ、仕事を自動化できる可能性を具体的に検証することにあった。

結果として「49%」という数値が出たが、われわれの受け止め方は「49%しか自動化で代替できない」というもの。むしろ事務職など多くの人が就きたがる職業は代替しやすく、介護など人手不足が深刻な仕事が代替しにくい『ずれ』について問題提起したかった。