中国向けとみられる石炭が積まれている中朝国境の鴨緑江を進む船舶(読売新聞/アフロ)

北朝鮮は中国との貿易赤字にいったいどう資金繰りをつけているのだろうか。これは非核化交渉の行方にも関わる重大問題だ。はたして北朝鮮は国際制裁によって悲鳴を上げているのか。それとも、中国の支援などによって制裁の痛みをそれなりにやり過ごす方策を見つけたのか。

現在、中国は国際制裁にしぶしぶながらも応じている。その結果、中朝の貿易額は統計上、目に見えて落ち込んだ。2016年に制裁が強化されて以降、北朝鮮の貿易赤字は激しく拡大している。

北朝鮮の貿易の90~95%は中国相手だ。ということは、北朝鮮はどこか別の国との貿易で黒字を出し、それによって対中赤字を埋め合わせることが事実上できない。つまり、何かほかの手段で資金繰りをつけていることになる。