「もう経営は任せられない」──。

3月20日、英マラソン・アセット・マネジメントなど機関投資家らはLIXILグループ(以下リクシル)に対し、潮田洋一郎会長兼CEO(最高経営責任者)と山梨広一COO(最高執行責任者)の解任を求め、臨時株主総会の招集を請求したと発表した。機関投資家からガバナンスを問題視され、大手企業のトップが退場を求められるのは異例だ。

発端は昨年10月末の人事だ。外部登用した瀬戸欣哉社長兼CEO(当時)の辞任が突如発表され、指名委員会の委員だった潮田氏が会長兼CEO、同委員長の山梨氏がCOOに就いた。会見で潮田氏は、リクシルの経営形態(現在は純粋持ち株会社)をめぐり、「最初から最後まで(瀬戸氏と意見の相違が)埋まらなかった」「私が戻るなら(瀬戸氏は)身を引くと言ってくれた」と語っていた。