MEGAドン・キホーテ甲府店。開店日には客が殺到した

かつて20代から30代の独身者が主要顧客で、「ヤンキーのたまり場」と化した店舗もあったドン・キホーテ。1990年代末から2000年代初頭にかけては出店に反対する住民運動が相次ぎ、「ドンキが来ると地価が下がる」とさえ言われた。 

ところが、07年にスーパーマーケットチェーンの長崎屋を買収し、生鮮食品を強化したことを機に、多くの主婦が訪れるようになった。客層の変化に加え、もともと集客力があることもあり、現在は街を活性化する起爆剤として期待されるケースが増えている。

自治体に請われて出店した事例の先駆けになったのは、11年4月に開業したドン・キホーテ柳ヶ瀬店(岐阜県岐阜市)だ。ヒット曲「柳ヶ瀬ブルース」の舞台として有名な繁華街だが、00年代後半に名古屋鉄道の商業施設などが撤退して中心部が空洞化した。その事態を深刻に受け止めた地元政治家が動き、出店に至った。

自治体公募で出店決定 広域客を呼ぶ看板替え