有料会員限定

「僕が作るゲームは心に残る異物だ」 インタビュー/ゲームクリエーター 小島秀夫

拡大
縮小

コナミから独立して51歳で起業。新作『デス・ストランディング』を開発中のカリスマを直撃した。

こじま・ひでお●1963年生まれ。大学卒業後、コナミ入社。87年に『メタルギア』を発売。カリスマゲームクリエーターとして世界中からリスペクトされる存在に。2015年末独立、コジマプロダクションを設立。現在新作ゲーム『DEATH STRANDING(デス・ストランディング)』の開発の真っ最中。趣味は映画観賞と読書。(写真:鈴木心写真館)

ゲームクリエーターの小島秀夫氏はコナミで世界的ヒット『メタルギア』シリーズを生み出したカリスマだ。同氏はコナミで29年を過ごしたあと2015年末に独立。現在はソニーと提携しながら新しいゲーム開発の真っただ中にある。新しい挑戦を続ける小島氏が語るゲームの過去、現在、未来とは?

──コンピューターゲームは変化が激しい業界です。その中にあって30年近くも最先端を走り続けてきました。

いつの間にか30年経ちましたが、僕の考え方はずっと変わっていません。ゲームというものは映画や小説などさまざまな要素を入れ込んだエンターテインメントだと思っています。「小島のゲームはアートだ」と言う人もいますが、僕にとってはエンターテインメントそのものです。

──小島さんが考えるゲームのエンターテインメントとは?

僕の定義では5つのポイントがあります。

1つ目はゲームをやっている時間、日常の嫌なことを忘れさせること。それによって次の1週間を頑張れる活力源のような存在になりたい。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内