愛媛県松山市は県中部にあり、人口51万人を擁する四国最大の中核都市だ。この街でまず思い出されるのが道後温泉だ。その歴史は古く、日本最古の和歌集である『万葉集』に登場。今では毎年約100万人の観光客が訪れる。松山市の中心街から近く、誰でもいつでも気軽に立ち寄ることができる点も魅力だ。

この街の魅力は温泉だけではない。街の中央部にそびえる松山城は、姫路城、津山城と並ぶ日本3大平山城の1つ。俳人の正岡子規、種田山頭火、文豪の夏目漱石のゆかりの地としても知られる。司馬遼太郎の代表作『坂の上の雲』に登場する秋山好古(よしふる)・真之(さねゆき)兄弟の物語もこの松山市が舞台だ。

このように観光要素が満載の松山市は、国際観光温泉文化都市に位置づけられている。キャッチフレーズは「いで湯と城と文学のまち」で、観光が主要産業である。