たなか・しゅうせい●1940年生まれ。83年、衆院初当選。93年新党さきがけ結成、代表代行。細川政権の首相特別補佐。第1次橋本内閣で経済企画庁長官など歴任。(撮影:梅谷秀司)

自社さ連立政権ができた1994年6月、自民党は何が何でも政権復帰を、社会党は他党についていくしかない状況で、新党さきがけが言い出せば、3党連立が実現するという直感が働いた。自民党が2つに割れる好機と感じた。誤算は、さきがけの中から民主党を作る動きが出たことだ。

組閣前夜、村山富市さんは僕に2つのことを言った。「細川護煕内閣のときみたいな仕事を」、「最初に内閣の性格について3党首でじっくり話し合いたいが、どうか」と。僕は村山内閣を「第2次石橋湛山内閣」と想定した。3党首会談で明確な基本方針が出たらうまくいくと思ったが、「内閣の性格」の話に党首は乗ってこなかったようだ。