カルロス・ゴーン被告が3月6日に東京拘置所から保釈された。保釈保証金は10億円。途方もない金額だ。保釈金は、その人物の財力で変わってくるものだという。勾留された被告人がお金持ちならば、保釈には巨額の保釈金を用意しなくてはいけない。

この保釈金は、判決が確定すれば被告人の元に返還されるが、証拠隠滅をしたり、逃亡すれば戻ってこなくなる。つまり、裁判所が被告人からとる“人質”が、保釈金に相当する。裁判所は被告人の資力を値踏みして相応の金額を“人質”としてとるわけだ。

これを人質司法と呼んで批判する人も少なくない。保釈金を支払って解放する問題点より、保釈の手前で長く勾留されていることのほうが異常だという見方もできる。