ポピュリスト政党は右派と左派のどちらも、勤勉で善良な労働者の代弁者を自任する。ポピュリストでないほかの政治勢力はすべて腐敗していると決めつけ、自らを支持しない国民にはことごとく裏切り者のレッテルを貼る。ポピュリストの政治は反エリート主義であるだけでなく、多元的な民主主義にも背を向けるものだ。

一方、このところ盛り上がりを見せている別の「左派ポピュリズム」は、これとは反対に民主主義の刷新を目指す動きと理解されなければならない。国民に新たな選択肢を示し、政治への信頼を取り戻そうとしているからである。これらの左派は、決して民主主義を軽視する“ポピュリスト”として人気を集めているわけではない。

その理論的支柱となっている思想家らによれば、2つの戦略が功を奏しているという。