たなか・しゅうせい●1940年生まれ。83年、衆院初当選。93年新党さきがけ結成、代表代行。細川政権の首相特別補佐。第1次橋本内閣で経済企画庁長官など歴任。(撮影:梅谷秀司)

1993年6月の宮沢喜一内閣不信任案可決のとき、自民党を離党し、新党さきがけを結成したのは、冷戦の終結で自民党の役割は終わったとみたからだ。

55年の自民党結党の大義は、国の内外からの社会主義化、赤化の阻止だった。そのときに岸信介さん(後に首相)の指示の下できた党綱領には、戦争に対する反省がない。ある意味で自民党は歴史認識を棚上げしてできた勢力だった。89年に米ソ冷戦終結宣言が出て、冷戦後に備える手を早く打たなければと思った。