(イラスト:谷山彩子)

私たちは「モノが過剰」な世界に生きています。

モノが過剰な世界では、モノに大きな価値が認められることはありません。日本企業の多くは、モノが過剰になった世界で相も変わらずモノを買ってもらおうとして四苦八苦しています。

しかし、モノがあふれている世界にモノを供給すれば、価値はますます低下していくことになります。

モノが過剰な世界において、高い価値を生むのは何なのか? この問いに対して大きな示唆を与えてくれるのが、アンディ・ウォーホルです。

ポップアートの帝王と呼ばれたウォーホルは1928年に米国で生まれ、87年に亡くなっています。58歳でした。

ポップミュージックの世界で一時代を築いた2人の天才アーティスト、マイケル・ジャクソンとプリンスも60歳を迎えることなく亡くなってしまったので、ポップの世界に生きるということは、実際のところ楽なものではなく、なかなかヘヴィなのかもしれません。

さて、ウォーホルといえば、シルクスクリーンで描かれたキャンベルスープ缶やマリリン・モンローの作品が有名ですが、実際には絵画だけでなく、さまざまなジャンルのアートに手を伸ばしています。