中国の経営者には、特定の産業にしがみつく意識は乏しい(写真は広東省東莞の下着工場)(ロイター/アフロ)

2月上旬、日本では四半期決算の発表に当たって業績予想を下方修正する企業が相次いだ。原因の多くは中国経済の減速で、その背景には激化する米中貿易摩擦があると説明された。

それまで米中摩擦について、日本では高みの見物といった雰囲気が強かったが、やはり対岸の火事では済まなかった。この現実を、中国ビジネスとは無縁の日本人も知るようになったのはいいことだ。

しかし、中国経済の「危機」をあまりに強調した報道には違和感を禁じえない。その違和感がどこから来るのかを考えてみたい。