オカシオコルテス議員の当選をきっかけに、GNDに注目が集まっている(AP/アフロ)

グリーン・ニューディール(GND)と呼ばれる提案が、米国でにわかに注目を集めている。2018年に米主要紙がGNDに言及した記事の数は、17年の約10倍に急増。19年はすでに、1月だけで18年の2倍強を記録している。

きっかけは民主党のオカシオコルテス議員の公約だ。18年の中間選挙で初当選し、史上最年少の女性下院議員として注目される同氏は、12年かけて化石燃料の利用をゼロにする目標を掲げる。大規模な地球温暖化対策を、雇用創出などによる経済システムの改革と組み合わせて提案。民主党のペロシ下院議長に直談判するなど、当選後も意気軒高だ。

視野に入ってきた20年の大統領選挙も、GNDの追い風になっている。ハリス上院議員やブッカー上院議員など、民主党の指名候補獲得を目指す政治家たちが次々とGNDへの支持を表明している。トランプ大統領の再選阻止を至上命題とする民主党において、GNDは急速に支持を広げてきた。