「輜重輸卒(しちょうゆそつ)が兵隊ならば、蝶々蜻蛉(ちょうちょうとんぼ)も鳥のうち」

日露戦争のときのざれ歌だそうである。とはいえ、兵站(へいたん)を軽んじて、戦争に勝てるはずがない。補給の軽視は旧陸軍の悪弊となり、そのためにインパール作戦などの悲劇を生んだことは有名だ。

今日の政府組織も、どうやら似たようなものであるらしい。今回、毎月勤労統計において不適切な手法が採られていたことが判明した。2004年から調査対象を勝手に制限し、実際より低い数値が出ていた。