もり・けいた●1967年生まれ。東京大学大学院修了。米カリフォルニア大学バークリー校でMBA取得。2001年米国でSanBio設立。13年日本法人を設立し現職。(撮影:梅谷秀司)

脳は細胞薬が有効な領域 SB623の可能性にかける

治験結果速報の翌日から株価が暴落し、成功を待っていてくれた患者さんから「残念だ」というメールも届いた。それだけ期待されていたのだと感じている。今回の慢性期脳梗塞治療薬には創業期から取り組んでおり、小規模な臨床試験では、数年間動かなかった腕が動くようになった患者さん、足が動かせなかったのに歩けるようになった患者さんもいる。われわれも自信があり期待もしていたので、非常に残念だ。

ただ、このSB623はポテンシャルのある細胞薬で、安全性にも問題はない。経営資源をここに集中していく方針には変わりがない。患者さんや株主には中長期で恩返しをしていくつもりだ。

──どのようなポテンシャルがあるのですか。