筆者はロシア革命を研究する専門家ではない。ロシア語も満足にできない、まったくの門外漢である。しかしロシア革命は世界史上の一大事件なので、当然「東アジアの運命」も左右した。そこで及ばずながら勉強も試みており、今回も小欄第104回の続きになる。

ロシア革命はソ連を生み出した。しかしそれだけではない。共産主義運動は、世界革命をめざしていた。世界の労働者・プロレタリアートは国をまたいで連帯し、世界全体をユートピアの共産社会にしようと国際組織を結成する。いわゆるインタナショナルで、百年前のロシア革命でできたのは、その第三、いわゆるコミンテルンである。

ソ連という共産主義国家が実在していたから、コミンテルンの活動はかつてない規模と実効を有した。各地に共産党を設立し、革命を実地におこしていこうとしたのである。もちろん東アジアも例外ではない。日本共産党も中国共産党も、コミンテルンの支部として出発したものだった。