(JIRI / PIXTA)

病院が足りていない地域、過剰な地域はどこか。医療経営コンサルティングの「グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン」の協力で、公開データを基に偏差値形式で推計した。

偏差値は平均を50と置いたうえで、それぞれのデータの平均からの隔たりを測るもの。今回の偏差値で、どの数値からが過剰あるいは不足とは言い切れないが、偏差値が70に近い、あるいは40に近いということは、医療資源(病院や医師)が全国平均よりかなり乖離(かいり)していることを示している。医療資源の地域的な偏在を示す参考として見てほしい。 

具体的には、市町村での人口10万人に対する、①急性期病床(急患や重症に対応)数、②回復期病床(急性期の後の治療に対応)数、③常勤医師数、の3つのデータを用いて、偏差値を算出した。

(全344地域のデータは特設サイトでご覧いただけます。ご自身のお住まいの地域の確認のためにご活用ください)

その結果を3つの表で示した。「病院と医師が不足している地域」「病院数が過剰な地域」「高齢者医療が足りない地域」である。

1つ目の「病院と医師が不足している地域」は、急性期病床数、回復期病床数、常勤医師数のいずれもが、全国平均(偏差値50)より見劣りする地域だ。東京都とその周辺の県、大阪府、愛知県などで医療資源が不足していることがわかる。総じて、人口の伸びている都市である。