(小野真志 / PIXTA)

株価などの金融資産の価格が割高か割安かといったバリュエーションに関する指標は多数あるが、「いつ調整されるか」を言い当てることは難しい。筆者はこれについて経済物理学を用いた「臨界モデル」やそれを応用した「みずほクラッシュ指数」を作成し、バブル崩壊のタイミングを随時予測している。

直近、2018年後半に株価(今回はTOPIXに注目)が下落局面に入ったのを受けて、臨界モデルにデータ(18年1~12月上旬)を当てはめてみた。その結果、19年1月までに株価下落のピークを迎える可能性が高いとの予測が出た(下図のモデル推計値①)。予測はずばり的中し、現実の株価はそれに沿った動きになった。

経済物理学は、人々が周囲を模倣して横並び的な動きをとる「群集行動」に注目したもので、市場でこの行動が生じたときにバブルが発生するとしている。その結果、株価などの市場価格は、べき乗則(aのn乗)によって指数関数的に上昇(逆バブルの場合は下落)していく特徴が見られる。