月額5800円で新品の服をレンタルし放題──。

一見、こんな仕組みで元は取れるのかと疑いたくなるサービスの名は「メチャカリ」。「アース ミュージック&エコロジー」や「コエ」など、若者向けのブランドを多数展開するアパレル大手・ストライプインターナショナルが2015年9月に始めた「サブスクリプション(サブスク、定額課金)」型のサービスだ。

20〜30代の女性を中心に、有料会員数は18年11月に1.2万人を超えた。ファッション分野のサブスクとしては、「airCloset(通称・エアクロ)」に次ぐ国内第2位の規模。アパレルメーカーが自ら手がけるサブスクでは国内最大となる。

ネット通販やフリーマーケットアプリが普及し、アパレル業界は変化の渦の真っただ中にある。消費者はブランド品や新品・中古の垣根なく、商品の比較をスマートフォン1つで簡単にできるようになり、店舗販売は苦戦を強いられている。

国内首位のファッション通販サイトは「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」だが、その牙城に食い込むのがアマゾンだ。18年3月にファッション専用の大型撮影スタジオを東京・品川に開設するなど攻勢をかけ、アパレル各社は戦々恐々としている。しかしストライプの石川康晴社長は「僕たちがつくったメチャカリのビジネスモデルはアマゾンにはできない」と断言する。