滋賀県大津市は県の南西端にある人口約34万人の県庁所在地である。同市は琵琶湖の西岸に沿う形で南北に長く、西側で比叡山を挟んで京都と向き合う。

大津市の中心部と京都市の中心部はわずか10キロメートルしか離れていない。東海道五十三次といわれた宿場町の中で、大津は最後の53番目の宿場町として栄えてきた。

大津駅からJR新快速に乗れば京都駅までわずか9分、大阪駅までは40分で到着する。交通利便性がよいことで、この街は京都や大阪に通うサラリーマンのベッドタウンとして発展した。江戸時代は宿場町だったものが、今やサラリーマンの住み家に衣替えしたのだ。