鈴木江理子(すずき・えりこ)/一橋大学大学院博士課程修了。博士(社会学)。2015年から現職。NPO法人移住連・副代表理事などを兼務(撮影:大澤 誠)

「支援の名を借りた管理に懸念」

長年、「単純労働者は受け入れない」という建前を維持してきた政府が、必要とする外国人労働者を正面から受け入れるという決断をしたことに対しては一定の評価をしている。

実際はこれまでも、オーバーステイや日系南米人、研修生や技能実習生、近年では留学生という経路を利用して、いわば「バックドア」や「サイドドア」から、外国人労働者を受け入れていた。産業界からの要請もあり、今回、それを「フロントドア」から受け入れると示したことで、ようやくこの問題と向き合おうとしているのだと思う。