シャープ亀山工場での仕事で雇い止めにされた日系人労働者たち。不安定な立場を告発する声が上がった

「安定した仕事と約束され働いていたのに、突然辞めさせられた。人生最悪の経験だ」。シャープ亀山工場(三重県亀山市)で働いていた、日系ペルー人のスズキ・ファビオラさんは2018年12月上旬、都内で開かれた記者会見で憤りを込め話した。

シャープが亀山工場で生産していた米アップルのiPhone用センサー部品の減産の影響で、工場で働く約3000人の日系人が雇い止めされたとみられている。多くはシャープの下請け会社グループと1〜2カ月間の有期雇用契約を結び派遣されていた。期限が来るたびグループ内の別会社に移り、工場内で仕事を続けてきた。

スズキさんたちの所属する、ユニオンみえの神部紅(じんぶあかい)書記次長は、「短期で形式上の雇用主を変えることにより、会社は社会保険料の負担を免れようとしたのだろう」と話す。会見に出席した日系人4人は、今も求職中だという。