たかい・ひろゆき●神戸大学経営学部卒業、住友商事入社。非鉄金属本部で17年間、うち7年間は英国ロンドンで貴金属や、銅・アルミなどベースメタルの取引を担当。その後、金融事業本部長やエネルギー本部長を経て、住友商事グローバルリサーチ社長。2018年4月から現職。(撮影:梅谷秀司)

2年前に始動した米トランプ政権は3年目に突入する。野球に例えれば、中盤戦を終了し今から後半戦に入るようなイメージだ。

大統領選挙に勝利し上下両院で与党共和党が多数党の立場を維持、3対0で宿敵民主党を突き放したのが2016年11月。就任後、大減税を実現し前半戦で何とか1点を追加したものの、中間選挙の惜敗で民主党に3点を返され、後半戦が始まる時点では4対3の僅差でかろうじてリードを保っているというのが筆者の見る今の実情である。そこで、19年の「トランプのアメリカ」を見るうえでの注目点を整理してみた。