ノーベル文学賞が再開されれば村上春樹氏は依然として有力な候補だ(AP/アフロ)

村上春樹氏の受賞の可能性が注目されるノーベル文学賞。スウェーデンアカデミー会員の家族によるセクハラ・暴行問題を受け、2018年は選考が見送られた。今後の方針について結論は出ていないが、再開されれば2年分を考慮して受賞者が決まる可能性がある。

村上氏のノーベル賞については、日本生まれの英国人、カズオ・イシグロ氏が17年に受賞したことが影響するとの見方がある。文学賞は文学性だけでなく、地域や民族、政治性なども考慮されてきた。イシグロ氏が日系であることが、選考に微妙な影響を与えるかもしれない。

18年にはスウェーデンの文化人有志による「ニューアカデミー文学賞」が1年限定で創設され、フランスのマリーズ・コンデ氏が選ばれた。4人の最終候補者の中には村上氏が含まれており(後に辞退)、有力な候補の一人であることには間違いない。