世界で10兆円を超す市場規模となったゲーム業界。ソニーの「プレイステーション4」や任天堂の「ニンテンドースイッチ」といった家庭用ゲーム機に加え、スマホゲームが爆発的に普及するなどプラットフォームの多様化も進む。そうした動向を的確に把握し、魅力的なコンテンツを提供し続けるのがソフトメーカーの役割だ。スクウェア・エニックス・ホールディングスの松田洋祐社長にゲーム業界の展望を聞いた。

まつだ・ようすけ●1987年東京大学卒業。三井生命保険、監査法人を経て98年スクウェア(現スクウェア・エニックス・HD)入社。経理財務担当取締役を経て2013年6月から現職。(撮影:今井康一)

──ゲーム業界にとって平成とはどういう時代だったのでしょう。

ビデオゲームの歴史というのは、平成とほとんど歩みを同じくしてきた。元年に当たる1989年に任天堂から携帯機「ゲームボーイ」、その翌年には据え置き機「スーパーファミコン」が発売された。それからソニーの「プレイステーション」や米マイクロソフトの「Xbox」、スマホなどさまざまなプラットフォームが生まれ一大産業に成長してきた。今では文化的にも定着し、非常に広がりのあるエンターテインメントになっている。