客数減が続く多くの外食企業を尻目に、立食ステーキ店「いきなり!ステーキ」を運営するペッパーフードサービスの好調が続く。一瀬邦夫社長に業界の現状と今後の成長戦略を聞いた。

いちのせ・くにお●1942年生まれ。山王ホテルの調理場勤務などを経て、70年に「キッチンくに」を開業。85年くに(現ペッパーフードサービス)設立、社長就任。(撮影:梅谷秀司)

──外食業界は客数減が悩みです。

少子高齢化で食べる人の口が少なくなった。そのうえおカネを持っている人は(外食以外にも)使う場所がいっぱいある。ただ、いきなり!ステーキは割と順調だ。2000円以上使うのに大勢のお客さんが来るのは、自分にとって価値あるものにはおカネを惜しまないということだ。

──中食やコンビニの成長は脅威ですか。

コンビニにはラーメンも空揚げもコーヒーもある。コンビニのほうがレベルの高い場合もあり、脅威なのは間違いない。だが、僕はライバルとは思っていない。さすがにミディアムレアのステーキは食べられないから、うちは有利だな。