くにうみアセットマネジメントは岡山県瀬戸内市で10月に稼働した国内最大規模の太陽光発電所(メガソーラー)の開発企業だ。瀬戸内市と連携し、まちづくりや環境保全事業にも積極的に関与している。同社の山﨑養世社長に聞いた。

やまざき・やすよ●大和証券、ゴールドマン・サックスなどを経て、2012年くにうみアセットマネジメント設立。「太陽経済の会」代表理事として、政策提言・社会活動も続ける。(撮影:梅谷秀司)

──提唱している「太陽経済」とはどのようなものですか。

20世紀は石油を中心とした化石燃料の世紀だったが、21世紀は太陽エネルギーの世紀になる。風力や水力も、その源流は太陽エネルギーだ。太陽エネルギーは世界にあまねく存在し、無尽蔵で、石油のように争奪戦になることはない。太陽光発電は分散型電源の主役として、エネルギー革命をリードしていくだろう。

──普及には課題もあります。

太陽光発電が社会に定着するためには、二つの課題をクリアする必要がある。一つはコストの低減だが、この課題は解決しつつある。米国の著名な未来科学者の調査によれば、2012年までの25年間では、2年ごとに発電コストが半分になっていた。そして発電量に占めるシェアは倍増した。コスト低減は現在も続いており、半導体でいうムーアの法則に従っている。今後、世界的にゼロに近づいていく。日本でもコストは大きく低下していくだろう。