入管法改正もあり、日本で今後さらに外国人労働者が増加する見通しだ。少子高齢化で人手不足が深刻化するわが国においては朗報だ。

ただし、受け入れ側の産業界は準備周到とはいえない。特に気になるのは、サービス業界だ。少なくない数の外国人がすでに単純労働や肉体労働を行っている。ただし、日本の単純労働は決して単純ではない。

先日もスーパーのレジで、支払い方法について店員ともめる客がいた。スマホでの支払いがうまくいかず、店員から現金などほかの方法での支払いを促されていた。

レジは1980年代前半にPOS(販売時点情報管理)が導入され、誰でも扱える仕組みとなった。以前は熟練店員が商品を見ながら、タッチタイピングでレジを打つなど、レジは職人仕事であった。誰でも扱えるPOSの導入によって、レジの仕事が職人仕事から単純労働へと変化し、レジ業務の生産性は飛躍的に改善した。

職人仕事に先祖返り